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両建てとツナギ売り

両建てとツナギ売り



両建てとツナギ売の違い

両建てというのは、売りポジションと買いポジションの両方を同時に保有している状態を言います。

対して、ツナギ売りとは何か。

買い玉(買いのポジション)を持っている状態で、あえて売り玉を持つことです。

買い玉を持っているということは、その株(銘柄)なりFX(通貨ペア)なりが上昇する(値上がりする)という考えを前提にして、保有しているわけですが、相場が反対方向に動き始めた時に、あえて同じ銘柄、同じ通貨ペアの空売りまたは売りポジションを持つことを言います。

買い玉を持っていて、相場が下がってきた時に投資家が取る行動は大きく分けて次の3つです。

1 黙って保有し続ける。
  いつかは上がるかもしれません。
  
2 直ぐに損切りをして様子を見たり、新しい銘柄に投資する。

3 買い玉と同数の空売りを仕掛ける。買いポジションと同じ通貨の売りポジションを持つ。
  この状態で「両建て」の状態になります。

「ツナギ売り」は、この内3の行動を言いますが、このコトバはもともと株式投資のでかいで言われてきた言葉です。

というのは、株式投資は基本的に現物買の投資家が多く、信用買または信用売はプロが行う方法だとされてきたからですが、現物投資で買った株の評価損をそれ以上大きくしないために、同じ銘柄を信用の空売りをしていたのです。

この信用空売りの部分を「ツナギ売り」といったのです。

したがって、「ツナギ買い」はなかったのです。
もし株式投資で「ツナギ買い」をしようとする場合は、もともと信用取引の空売りを仕掛けていることが前提条件ですが、仮に同一銘柄を「ツナギ買い」しようとした途端に、反対売買(決済売買)とみなされて、売りの建玉を解消されてしまうのです。

このように株式投資でのツナギは、現物買と空売りという形で行われます。

しかし、FXの場合は、両建を認めるFX会社が多数あります。そこで、FXの場合は「ツナギ売り」だけではなく「ツナギ買い」も普通に行われています。

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両建てとロスカット

両建てとロスカット

ロスカットが自分の決めたとおりにきちんと出来る人は、両建てよりもロスカットをきちんとやったほうが良いですね。

しかし、裁量で売買を繰り返していたとして本当に自分の決めたとおりロスカットが出来る人って、一体どれくらいいるのでしょうね。

人間は欲ボケと恐怖心には勝てません。
それが人間ですから、5回に1回、10回に1回くらいは、ついついロスカットできなかったという場合がきっとあるはずです。

そんな時にこの両建ての方法を知っているだけで、自分が欲ボケでどうしても残しておきたい建玉を温存したまま両建てをすることにより、ロスカットしたと同じ結果が得られます。

これならロスカットして何もなくなって心に穴が開いてしまう人、世に「ポジポジ病」というらしい。こんな人は、両建てで建玉を残しておくことにより、「自分はまだ負けていないぞ」という気持ちで引き続き相場に取り組めます。

ロスカットをして頭を空っぽにして新たな気持で出直せる人は、ロスカットを選び、気持ちの揺らぐ人、自分の立てた建玉に未練が残る人は両建てを使うと良いと思います。

例えば、ドル円を100円で買いました。この人は、どうしてこの100円の時点で買ったのかといえば、相場が引き続き上昇すると判断したからです。

しかし、その判断に反して相場は逆に下がってしまったとします。はじめから一応50銭下がった所でロスカットを決めていたとしますと、99円50銭でロスカットされます。

その後の相場の動きがさらに下がっていったとしますと、「ロスカットしておいてよかった」とホッとしたりします。

そして、相場が反転するのを待ちます。(これは、最初の相場の判断が上昇傾向にあると見ているからですが)相場が反転の兆しが見えた時に、新たに買いを入れます。

しかし、相場は意に反して更に値下がりを続けます。
また、ロスカットになります。

人間ロスカットが複数回連続すると、自分の判断が誤っていたかもしれないと自分に疑念を持ち始めます。そして、随分下がった所で、反対方向に売りのポジションを持ってしまったりします。

相場はその途端に上昇し始めたりするのです。
この決断が誤っていたのかどうかは、その後の相場が決めます。

こうなると、運がものを言ってきますよね。
自分のルールに自身を持てなくなって、ころころ判断を変えてしまった途端、運任せです。これでは何時まで経っても勝てないでしょう。

相場をする人にはいろいろな人がありますが、大きく分けると、順張り派と逆張り派に分けられます。
順張り派は相場が上昇している間は、その上昇が続く限りついていき利益を伸ばそうとします。
逆張り派は相場が上昇しているときは、近く訪れる反転に期待して上昇しているときは売りで、相場が下落をしているときは買いをします。

しかし、どちらもロスカットは、自分の思惑と反対方向になった時に執行します。
 
問題は、このロスカットをはじめに決めておくことが出来るかどうかです。
もし、裁量派の人であれば、自分の思惑と反対方向になったことが自分なりに確認できた時点でロスカットをしたいのです。そしてロスカット後に反対にポジションを持ちます。

いわゆる「ドテン」です。
これがうまく行けば、自分の裁量に自身が持てますが、なんと、うまくいかない場合が大変多いのが相場です。

したがって、ロスカットで大事なことは、一定の値幅か率で最初から逆指値で注文を出しておくことです。
そうしておけば、自動的に決済されますので、否応なしにすっきりとします。
あらためて相場を見つめなおした上出直せばよいのです。


両建ては、裁量派の人たちに向いています。
ロスカットを最初から値幅や率で決めてしまわないで、相場の動きで判断したい人にロスカットの代わりに両建てを使うことがおすすめになります。

たしかに両建てはスプレッドやスワップで不利になりますが、それは必要コストと考えて気にしないことが大事です。なにより、細かい動きで裁量に迷った時に両建てをしておけば良いだけなのですから。

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両建てで損を固定しよう

両建てで損を固定

FX相場の世界で勝ち残るには、勝ちたい勝ちたいという気持ちを抑え、負けないことを常に頭において取引を進めることです。

「王将」という演歌に「勝つと思うな思えば負けよ」という歌詞がありますが、囲碁や将棋、スポーツにかぎらず相場の世界でもこの心構えが非常に大事です。

勝ちたい勝ちたいと思って、大きな金額で相場を張ったり、レバレッジを高くしたり、損をするのが嫌でロスカットをしなかったりすると、ある時点で自分が思った以上に負けてしまい、その時点でやけくそになってしまって、結局は冷静な判断力を奪われ、市場から撤退を余儀なくされるパターンがあまりにも多い事実を知っています。

相場は、心理戦です。
相場の心理は、自分の資金力に大きく左右されます。

資金力が大きい時はそれほどでもなかった負けの金額が、資金が少なくなってくると大変な心の負担とストレスになってきます。そのために冷静さを失うのです。

どんな投資でもそうですが、100の資金があるとして、-50%の損失だと資金は50に減ってしまいます。
これを元の100に戻そうとすると、100%の利益率が必要です。

このことを見ただけでも、損するは易く儲けるは難しいことがわかります。

そこでFXで成功するためには「負けない」ことが一番重要になります。

負けないことによって、少なくともFX市場から退場させられることはありません。
勝つ場面、チャンスが訪れるまで待つことも可能になります。

さて、この負けない手法はどうするかといえば、「両建て」で反対売買をすることです。

そこで負け分を固定してしまうことです。

例えば、ドル円で現在100円のポジションを10000ドル持っているとします。
現在のレートは99円50銭としますと、含み損が50銭、5000円の含み損です。
ここで相場がさらに下がりそうなときは、99円50銭で売りのポジションを10000ドル作ります。
これによって、含み損が5000円に固定されました。

精神的には非常に楽になりました。
その後いくら下がろうが5000円の含み損だけですから安心して相場についていけます。
しかも、冷静に世界の経済情勢、特にアメリカの経済情勢を見ることができます。
レートはさらに下がっていきます。
ある程度下げると必ず反転する気配が見えます。
その時のレートが90円だとしましょう。
その90円で10000ドル買い建をします。
すると、保有しているのは、3つのポジションではありますが、実は90円の買い建てと5000円の固定した含み損があるだけです。

もし、90円50銭を超えて上がってきて、91円になった場合にすべてを決済すれば、5000円のプラスになります。

勿論もっと下がることもありますので一概にこのパターンに限りませんが、ここでは、損を固定することで精神的に安心して冷静に相場を見ることにより、勝ちやすいパターンを見つけやすいということです。

なお、様々なパターンがあったとしても基本的に負けない方法については、「ツナギ売り」の項で説明したいと思います。

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プロフィール

香川春秋

Author:香川春秋
こんにちわ香川と申します。
株式、225オプション、FXなど投資歴30年、なんといってもこの生き馬の目を抜くという過酷な競争社会であるFX市場において、機関投資家やプロの挑戦と闘いぬき、負けないためのFXをやり通してまいりました。
現在73歳。まだまだ元気です。

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